そもそも大学でのぼっちとは
大学でのぼっちとは、大学内で一緒に行動したり、話したりする相手がいない人の事を指します。つまり、学内の人とほぼ関わりが無いので授業を受けて家に帰っての繰り返し(もしくはアルバイトに行く)がほとんどになります。
なんらかのサークルに入っていれば大学でぼっちになる可能性は低いので、大体はサークルに入っていない(ノンサークルの)人だと思います。
今回は、大学でぼっちだった私の経験を元にして、そんな人たちが大学でどういう困り事があるのか、詰まないためにはどういう過ごし方をすればいいのかを考えてみました。
ぼっちがきつい事例や、ぼっちで困ること
ゼミで浮く
ゼミでは友達ができたと言う方はセーフですが、コミュ障とかでゼミでもぼっちになってしまうと本当に辛い状況になります。
私も過去に1年のときだけある基礎ゼミでぼっちになり、地獄を味わいました。ゼミの活動の時にもほぼ話さず、親睦会のような形で食べに行ったときも一言も話しませんでした。
ある程度人数がいるゼミに入ると、ぼっちになりやすい人は辛い思いをする可能性が高いです。
単位や履修の話を人に聞く機会があまりない
大学の学生課の単位相談などやサークルの履修相談といった機会はありますが、実際に友人などから「この講義は○○だった」という情報を得ることが出来ないです。
例えば、急に単位を取るのが難しくなった講義や、新しい講師の講義が楽単かどうかなど、情報が手に入らない可能性があります。
過去問が手に入らない
サークルに入っていたり、学内の友達とLINEをしているのであれば、その人や知り合いが受けた講義の過去問や、レジュメ一式をもらえることがあります。
そういう場合は、講義に出なくとも単位が取れるのと同じなので楽ができますが、ぼっちにはもちろんそういったことはありません。
講義を休んでも、レジュメや資料をコピーさせてくれる人がいない
おそらく、これが一番ぼっちだとキツい事です。休むとレジュメが誰からももらえないというのは、やはり精神的にちょっと余裕がなくなります。
勉強を頑張ってGPAを高くしたいならそんなに困らないでしょうが、楽に単位を取りたい場合でも楽が一切出来ないという辛さがありますね。
コミュニケーション能力が培われない、もしくは下がる可能性がある
大学でぼっちだと、人と関わる必要のある場面というのがあまり無いです。そのため、確実に人と話したり行動する時間が減るので、大学の外でもいいから自分がコミュニケーションを取る必要のある場所を作る必要があります。
うつっぽくなる、憂鬱な気持ちになる(大学に行きたくなくなる)
当たり前ですが、大学生は大学内で過ごす時間が多いので大学でぼっちだとかなり多くの時間ぼっちで過ごすことになります。
そうなると、大学に通うモチベーションが無くなったり、うつっぽくなって大学に行きたくない気持ちが出てくることもあります。
また、大学でぼっちであることに耐えられずに大学を中退してしまう人もごくわずかですがいるみたいです。
就活などの情報が回ってこないし、周りがどう動いているかがわからない
SPIの勉強や就活でのガクチカや自己PR、インターンの話だったりと、友人がどう動いているかというのは結構参考になる可能性があります。
また、周りが積極的に動いているというのは、自分が就活をする上でのモチベーションになる場合があります。
休校などの連絡が来ない
学内ネットワークで情報を発信している大学ならほとんど困らないでしょうが、そうでない大学もまだある程度は残っています(特に国立大)。そういう大学だと掲示板に貼ってある休校の情報をLINEなどで知ることが出来ないのはけっこうキツいと思います。
ぼっちの大学での詰まない過ごし方
グループワークのある講義は受けない
グループワークのある講義は基本的に受けない方が良いです。「○○についてグループを作って話し合ってそれをまとめてください。」的な場面があったとして、周りの人は大体知り合いと固まっているので、そこであぶれてしまう場面があるかもしれません。
自分がコミュ障じゃないのなら周囲に声をかければなんとかなるかもしれませんが、そうでないなら、自分があぶれてしまったときにかなり困ることになります。
ただ、自分でなんとか出来るという人は全然問題ないと思います。
楽単は「みんなのキャンパス」などのサイトで探す
自分が楽に単位を取りたい場合、どの講義が楽に単位を取れるかという情報はかなり重要になってきますが、大学でぼっちの人は情報が全く入ってこないので、アメフト部とかが行っている履修相談などから落単の情報を得るしかありません。
また、ネットにも楽な単位の情報があるので「みんなのキャンパス」や非公式の大学の掲示板などで情報を探すこともできます。
ゼミは少人数の所だと浮きにくい
人数の多いゼミに入る場合、コミュニケーション能力の低いぼっちだと簡単に浮きます。
基礎ゼミで人の多いゼミ、3年からのゼミで少人数のゼミに入った私の経験からすると、人数の少ないゼミのほうが大きなグループが出来にくいとか、集団になりにくい分、ぼっちにとって過ごしやすい環境だと思いました。
もちろん大変できついという理由での少人数ゼミは別の意味で大変ですが、そうでない少人数ゼミなら、入るゼミの候補として考えてみた方がいいと思います。
趣味や食事でストレス発散&メンタルを保つ
学外に友達が沢山いるとか、メンタルがつよいとかでない限り、ぼっちはストレスがたまったりメンタルがけっこうやられます。
そうならないために何か趣味を持ったり、ゲームセンターや食べ物などでストレス発散&気分転換をできるようにしておいたほうが良いです。
アルバイトは接客業にする
大学内で人との関わりやコミュニケーションを取る場面がない分、学外でそういった経験を補うしか有りません。
そうなったときに一番やるべきなのはアルバイトです。お金も稼げて、仕事での人との付き合い方や、仕事でのコミュニケーションの仕方なんかも学ぶことが出来るのでやらない選択肢はありません。
さらに言うなら、飲食店などの接客業のアルバイトであれば人と会話することに嫌でも慣れることになるので、ぼっちであるなら就活で詰まないためにやっておくべきです。
ぼっちの人だと、アルバイトの面接が億劫だとか、気が引けるとか思う人もいるかもしれませんが(私もそうでしたが)そんなことは言ってられません。
[体験談]アルバイトに踏み出せない人に…コミュ障ぼっちのバイト面接や人間関係やエピソードまとめ
ゼミやアルバイトをやっているときに就活で話すエピソードをそれぞれ考えておく
就活で話すエピソードはゼミやアルバイトをしている間に考えておきましょう。多少脚色してもいいのでそれっぽいエピソードを作ったり、話すネタ作りのために自分でなにか行動してみるのも良いと思います。
できるなら大学外で自分の居場所を作っておこう
居場所とまでは行かなくとも、アルバイト先で同年代の人と多少仲良くなっておくくらいでもいいのでそういう場所があれば多少なりとも心のよりどころになります。
アルバイトで無くとも、ボランティアや趣味についての集まりなんかでもいいので、できるだけそういう場所を作ってください。
難しいとは思いますが、そういう場所があると多少は気持ちが軽くなるのでなんとかしたい所です。
ぼっちでも、詰まないように行動していれば全然大丈夫!
たとえぼっちでも、単位を取ることが出来てかつ就活で詰まないようにすれば何も問題はないので、「そこだけはなんとかするぞ」という気持ちをもって大学生活を過ごせれるのであれば大丈夫ですよ。
暇な方はこちらもどうぞ。
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