ニートは1日1ターンの意味について
ニートは1日1ターンというのは、2chなどでニートの人が使うフレーズで有名になりました。
これはどういう意味かというと、1日に「買い物をする」、「少しウォーキングする」、「履歴書を書く」、「ハローワークに行く」といった、そんなに手間がかからないことをやっただけで疲れたり、他の事をやる気力が無くなってしまうという事です。
わかりやすく言うと、外に出たり、運動したり、現実を見なくてはならない事をするなどの、精神的・肉体的に疲れる行動が1ターン分しか出来ないという事です。
ただ、ゲームやネットサーフィン等の暇つぶしは1ターンには入らないので、1ターン分の行動をしたら後は暇をつぶして食べて寝るということになります。
私も2年間ぐらいニートをしていたのでよく分かりますが、少し何かをやるのにもだらだら時間をかけてしまったり、それが終わったらゲームや長時間スマホをいじったりしてしまい、とにかくあっという間に時間が過ぎてしまうんですよね。
しかし、普通に働いている人が同じ時間を使えば、ニートの4ターン、5ターン分になります。ということは、ニートと社会人は大きな違いがあります。それが1日1ターンの原因ということです。
1日1ターン状態の原因6つとその対処法
元ニートの私が考えた結果ですが、ニートの1日が早い=1日1ターンの原因は主に6種類あると思います。順に見ていきましょう。
①昼夜逆転している
ニートにとって深夜の時間というのは、親や兄弟が寝静まっているとか、誰も働いている人がいないなどの理由で安心、というか落ち着けるんですよね。
夜遅くまで起きてゲームやネットサーフィン等をするというのは、現実逃避の一種だと思います。ただ、昼夜逆転は体や精神状態にかなり良くないために、より無気力になってしまいます。
個人的には、まずココを一番最初に直すべきだと思います。
早起きできないニートへ!簡単な昼夜逆転の治し方とメリットについて
②集中力が無い
ニートには集中して何かを取り組むことなど、あってもゲームくらいなので仕方ないです。集中力を付けたいなら、アルバイトや本を読むなどの頭を使うことを毎日1時間でも継続した方がいいです。
実益も兼ねてワードやエクセルの使い方の本やサイトを見てやり方を覚えたりノートにまとめるとかもいいかもしれません。
③体力が無い=運動不足
私もニートをしていたときも、一日中寝っ転がってアニメを見たりゲームしたりネットサーフィンをしていたので、半端なく体力が無くなっていました。
そういう場合はウォーキングをしたり、音楽聴きながら一駅離れたスーパーに買い物に行くとかでも良いので、少しずつ体力を戻していきましょう。人目が気になるなら夜の11時くらいでもいいので運動しましょう。
④時間の感覚が麻痺している=その日にやる事・予定を決めていない
言い換えれば、時間を意識していないとも言えます。学生だったり社会人として働いていれば、絶対に時間を意識して行動する必要がありますが、ニートはそれが無いために時間の感覚がだんだんと無くなってしまいます。
そのため、だらだらしていて気づいたら夕方/夜になっていたという状態になっています。改善するためには規則正しい生活と、毎日の予定(アルバイトや就職準備、資格勉強など)を決めたり作ることで改善できると思います。
⑤他人と会わない
他人というのは、その辺を歩いている人でもいいし、スーパーの店員とかでもいいです。自分の経験論としてですが、他人をほぼ意識していない生活を送ると、自分だけの世界になってしまって時間が早く過ぎてしまう感じがします。
「他者と会う、関わる」というのは「現実と向き合う」というのに近いと思います。
⑥現実逃避している=プレッシャーが無い
元ニートだから分かりますが、ニートの「なんとかなるだろう」という考えは基本的に現実逃避のための言い分でしかありません。心の底では何かをしなければいけない気持ちがあると思います。ただプレッシャーから逃れるために現実逃避しないとやってられないんですよね。
ただずっとそうするわけにもいかないので、現実を見なければいけません。ニートや既卒の就職関連のサイトや求人を見ると嫌でも現実に引き戻されるので、まずはそういった行動をしてプレッシャーやストレスに慣れる必要があります。
普通の人と決定的に違うのは…
当たり前ですが、会社や工場などでちゃんと働いているかという点です。まあアルバイトとかでも良いですが、働くということは、とにかく与えられた役割があって時間内に決められたタスクを終わらせる必要があるという事です。
働くと言うことは基本的に「決められた時間、日程の中で仕事をこなす」ということですから、時間やその日にやること(タスク)を絶対に意識しなければいけないですよね。
また、仕事をこなすためには、常に集中する必要があり、お客様や同僚、上司といった他者と仕事したり関わったりしなければいけないですね。
また、自分の立場に応じた態度や言葉遣いが求められるので、現実と日々しっかり向き合う必要があります。
最後に、毎日朝に出社して夕方か夜に帰る生活をするならば昼夜逆転する事は無く、毎日仕事に励むというのは体力が無いと出来ないし、慣れれば最低限の体力がつくとも言えます。
繰り返し言いますが、1日1ターンにならないための方法・行動というのは、働いていれば全て満たせるものだという事です。
1日1ターンの改善=社会人に出来てニートに出来てない事の改善
1日1ターンの状態になってしまっている時点で、働くために必須の条件を満たしていないという事です。つまり、1日1ターン状態の改善というのは、働ける状態に近づく事だとも言えます。
私の場合はまず生活リズムを直すことから始めました。夜の1時くらいには寝て、朝の8時くらいに起きる事をとりあえず毎日心がけることで、大分気持ちが落ち着きます。
そこからは、毎日むりの無い目標(タスク)を設定してそこまでは絶対やるという風にすると良いと思います。目標は「とりあえずハローワークに行ってみる」や「面接対策を30分取り組む」とか「履歴書に書く内容を考える」でも何でも良いと思います。
年齢が上がれば上がるほど就職は難しくなる
当たり前の事ですが、ニートになって年齢が上がるほど需要は少なくなり、空白期間も長くなってしまいます。とりあえず、1日1ターン状態をやめたいのなら、上に書いた対処法のうち、今すぐに出来ることから始めてみましょう。
1日1ターン状態を改善するためには現実を見るなど、多少のストレス・プレッシャーがあるとやりやすいです。個人的には既卒やフリーター向けの就職サイトに登録したり、そこの求人を見たりすることで嫌でも現実に引き戻されるのでオススメです。
↑ここは既卒・フリーターの就職に力を入れており、キャリアカウンセラー全員が既卒という事で登録しておいて損はありません。一度見ておいた方が良いと思います。
また、次の記事ではニートの辛いあるあるについてもまとめてみました。
コメント